増田陽子のビタミンCブログ

ビタミンCから、分子栄養学や機能性医学、予防医学、アンチエイジングの世界を知りました。ビタミンC療法のメッカであるリオルダンクリニックで勉強中です。勉強したことの記録ですが、読んだもの全てをまとめているわけではなく、勉強になったことを書き出している感じです。

若年発症ミトコンドリア機能不全(EOMD early onset mitochondrial disfunction)

A4Mの勉強に追われ、かなり放置してしまいました。

せっかくなので、今日からしばらくアンチエイジングブログに内容を変えてw、勉強したことでへ〜っと思ったことを書いていきます。書いて覚える。。

A4Mの教科書が2013~2018年版なので若干古い内容があるかも、、、

 

今日は若年発症ミトコンドリア機能障害(EOMD)についてです。

代謝性疾患(慢性疾患)の多くがミトコンドリアの機能低下によります。ミトコンドリアを若返らせる事が、体を若返らせ、病気の予防に繋がります。

 

若年でミトコンドリア機の部が低下する、EOMDは可逆的で、脂肪酸をエネルギーにしにくい特徴があります。

脂肪酸代謝しにくいと言うことは、ミトコンドリア脂肪酸代謝機能が低下しているだけではなく、ミトコンドリア全体の機能が落ちていると言うことになり、

間欠的なファスティングなどで脂肪酸代謝を鍛えることは、ミトコンドリア全体の機能を高めることになります。

 

 

ミトコンドリアがエネルギーを産生する際、グルコースを使っているか脂肪酸を使っているかは肺ガス分析で測定できます。

 O2 : CO2 = 1  →グルコース

 O2 : CO2 = 0.7  →脂肪酸

 

 

ミトコンドリア機能低下の原因

ミトコンドリアDNAの変異

・機能低下でフリージカルup

・タンパクの過酸化

・抗酸化物質低下

・ADP低下(メチル化障害、栄養不足、ホルモン欠乏(T3活性低下など、T3,T4値が正常でも)、低酸素、虚血)

 

EOMDの原因

1. 脂肪分解↓ :

 (T3、エピネフリン、テストステロン、DHEA、ヒドロコルチゾン、HGH補充や運動で脂肪分解up、

  インスリンエストラジオールで低下する。インスリンは、ω3、クロム、αリポ酸、ナイアシンで改善できる) 

2. ストレス :(Lチロシン、5HTP、Lドーパはストレスにgood)

3. 脂肪酸代謝↓ :(T3、カルニチン、低強度の運動でβ酸化改善)

4. 栄養↓ 

5. 睡眠不足 :6~8時間

6. ホルモン↓ 

7. 酸素↓ :(タバコの煙も)

8. 毒性 :(加工品、重金属、農薬など)

9. 感染 

10. 薬 :(多くの薬がミトコンドリア機能低下させる)

11. メチル化↓ :(メチオニンがメチル化されるのに、ATP、葉酸、B12が必要。水銀で阻害される)

12. 虚血 

13. 炎症 :(ヒドロコルチゾンの低下によるものなど。ω3、クルクミン、ボスウェリア、生姜で改善する。)

14. 低血糖 :(ヒドロコルチゾンの低下、ストレス、炭水化物が原因)

 

明日は、アンチエイジング効果がある10のサプリメントを紹介します。