増田陽子のビタミンCブログ

ビタミンCから、分子栄養学や機能性医学、予防医学、アンチエイジングの世界を知りました。ビタミンC療法のメッカであるリオルダンクリニックで勉強中です。勉強したことの記録ですが、読んだもの全てをまとめているわけではなく、勉強になったことを書き出している感じです。

心血管疾患に影響を与える栄養素(脂質、ビタミン、ALA、CoQ10、タウリンなど)

昨日に引き続き、血圧や心血管疾患のある方、また予防をしたい方に有用な栄養素の紹介です。

明日は、では具体的にどの様な食事や運動、サプリをどのくらい摂ったらいいか、という一覧です。

 

脂質:

・ω3、ALA(αリノレン酸)、EPADHAは血圧やHRを下げる

・ω6、GLA(γリノレン酸)は血圧下げないが、上がるのを防ぐ

 (PGE1,2の合成をupさせることで、またアルドステロン値を下げルことにより、HTを防ぐ)

・ω3:6=1:1〜1:2程度

 

・ω9:オリーブ油はBP下げる(ポリフェノールもあるが)

 

・繊維、リコピン:BP下げる

・ニンニク:BP下げる、おそらくNOをあげることによって。

 約10,000 mcgのアリシン=ニンニク4g

 

・わかめ:テトラ、ジ、トリペプチドや、TYR-LYSも入っている

・ビタミンC:Eを還元し、内皮障害を改善。

       利尿効果などからBP、HR下げる

ビタミンD:1,25(OH)D3とBPが逆相関

・B6(ピリドキシン):ピリドキサールが活性型

  α作動様作用、CCB、利尿薬様作用でBP下げる、500mg/day

 

コエンザイムQ10:抗酸化剤(特に脂質)、BP下げる

  CoQ10低下と高血圧は相関。120-225mg/day(1-2mg/kg/day)

 

・αリポ酸:水にも脂質にも溶ける、地オール化合物抗酸化物質

  200mg/day でBP下げる

  グルタチオン、システイン、C、E upさせる

  カルシウムチャネルを正常化する

  インスリン感受性を上げる

  NO上げ、iNOS下げる(サイトカイン賛成)

  NF-Kβの細胞しつから核への転移を阻害する

  単球が内皮につくのを防ぐ 

  リノール酸を上げ、ミリスチン酸を下げる

 

・Lアルギニン:血管平滑筋のGMP↑ ⇨ NO↑ ⇨ BP↓

 

タウリン:交感神経抑え、尿Nα↑させることで、BP下げる

  コレステロール下げ、不整脈動脈硬化にも効果

  尿、血中エピネフリン下げる

  2-3g/day(もっと血圧下げたい時には増量)

  副作用なし

  

・セロリ:セロリ油の3-N-フタル酸ブチルがBP下げる

ピクノジェノール:(French maritime pine抽出物)フランス海洋松

  BP下げ、トロンボキサン下げる